月刊 勇者屋ファイル |
第2号「福音の魔獣」 |
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え? 旋璃亜様が勇者に!? な、勇者屋ファイル第二号、発進〜! |
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勇者屋に呼ばれる=「勇者」なのかなぁ……?
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全くその定義に法則性がありませんわ。
それと?
とりあえず、ファイル上は勇者となっていますわ。 |
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おじいちゃんも年だし……
案外その都度、適当だったりして ^−^ |
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かもねーw
……でもそれって、旋璃亜様が適当に選ばれた勇者だってことかな? |
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え、ちがっΣ(゜□゜!
えっと、その……ご、ごめんなさい>< |
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(覇綱お姉様、閃那お姉様の台詞とるから……)
もしかしたら、素質がある者にきっかけを与え、成長を促そうとしているのかもしれませんわね |
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なるほどなるほど。
まぁ、旋璃亜様は「魔王の姫」としても、人としても立派って事だよ! |
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だよね。旋璃亜様が一番だよね^−^ |
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(そのまとめにも無理があると思いますわ……。 |
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□今回の勇者御一行(アイウエオ順(ファーストネーム)) |
コメンテーター:セマフロス |
No DATA |
「静かなる魔皇姫」 琥珀 / ??? / 外見18歳 / ♀ |
素性を隠す謎の美女じゃ。
魔王の娘であるマリア姫やミリア姫と面識があるようじゃな。
羽の生えた黒猫をつれている、そのボケっぷりの激しさは演技が天然か……。
何故か魔族の者を知っておる。なにやら謎の目的があるようじゃ……。 |
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「漆黒の麗姫」 旋璃亜・V・ファルバルディン / 魔王の姫 / 17歳 / ♀ |
素性を隠してはおるが、巨大な鎌を背負い、両手に竜の手の様な手甲を装着している、その目立つ出で立ち故、バレバレじゃな。37番目……末の魔王の姫じゃ。
ミリア姫から謎の鎌を渡されておったが……あれは何じゃろうのぅ。
母親の死の真相を探っておるようじゃが、その真相は果たして……。
過去に重いものを背負っておるのか、「人々を守る」と言っておきながら、その事に躊躇いがあるようじゃ。 |
No DATA |
「地を翔る黒豹」 ロウ=ディム / カガク(?) / 725歳 / ♀♂ |
変身能力を駆り、人語を操る黒豹。先代勇者、バベル三つの僕の一つじゃ。
魔王を倒した後その記憶は失われたようじゃがのぅ。
今はかすかに残る記憶を糸口に、運命の主人を捜しておる。
その変身能力の多彩さは誰もが見張るものじゃ! |
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□関係者(アイウエオ順) |
コメンテーター:セマフロス |
No DATA |
歌姫 / 人間? / 19歳 / ♀ |
前回から引き続き出演じゃ。何故か盗賊ギルドに所属しておった。
コードネームは「オスカー」。
なんと必殺技を使い、福音の魔獣を転ばせおった!
こやつも謎が多いのぅ。 |
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「炎の」 イプシロン / 魔族 / 外見20歳 / ♂ |
魔王軍随一の熱血バカと言われておるが、こやつも魔王の従騎士。
その実力は侮れん。前回のマリア姫救出の際、好感をもったのか、勇者達に友好的に接しておる。ヘルムニプルには、マリア姫の護衛として来たようじゃ。 |
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「幻の」 オメガ / 魔族 / 外見14歳 / ♀ |
イプシロンの妹のようじゃ。ごく最近従騎士に任命され、わしらもこの子が従騎士だとは知らんだ。魔王の命令には絶対服従する……在る意味厄介な娘じゃ。 |
No DATA |
影艶 / 魔族 / 17歳 / ♀♂ |
オメガの「友達」だそうじゃ。全長5メートルほどの幻獣で。犬に近い姿じゃが、たてがみを持つその姿は獅子にも似ておる。 |
No DATA |
三鷹 電次 / 人間 / 34歳 / ♂ |
対魔研究所の所長じゃ。
根っからの科学者じゃが、魔王を倒すためなら他の犠牲はいとわないという危険な思想を持っておる。シナリオ中には名前は出てこなかった。 |
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Multi−NAG Erina / スーパーロボ / 外見18歳 / ♀ |
我らが勇者屋の看板娘じゃ。
”立てば人型、座ればタンク、走る姿はゲッター2”と形容されることもある程万能じゃ!
必殺技はロケットパンチと自爆! くぅ、ロマンじゃ……! |
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「月夜の美姫」 マリア / 魔王の姫 / 外見22歳 / ♀ |
魔王の姫の長女じゃ。旋璃亜と母を同じくするらしい。
前回の事件によるダメージを癒すためにこの国に来たようじゃ。 |
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「鉄の賢姫」 ミリア / 魔王の姫 / 22歳 / ♀ |
魔王の姫の次女じゃ。ヘルムニプルを事実上統括しておる。
念のためじゃが……君主は別におるぞ |
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□今回の活躍 |
舞台は、人間と魔族とが共に生活する国、ヘルムニプル。
両者の間には軋轢があり、他の国々以上にぴりぴりとした雰囲気が漂っている。そのおかげで、いざこざは常に絶えない。
魔王に関連する何かがあるという情報を得て、勇者達はこの国にやってきた。
前回助け出されたマリア姫も、実質この国を治める二番目の魔王の姫、ミリアのもとに身を寄せていた。
その身を案じた勇者達は、宮殿へ立ち寄り、それぞれに安否を確認する。
情報を求めて立ち寄った酒場にて、魔王の従騎士「炎の」イプシロンから、「行方不明の妹を捜してくれ」という依頼を受ける代わりに、魔王の関連する物「空の竜玉」の存在を教えられた勇者達。
早速情報収集にかかろうと、図書館や魔導ギルドへとむかう。しかし、そんな彼らの思惑をよそに、突然の地響きが事件の始まりを告げた。
港に、巨大怪獣が現れたのである。
勇者屋から「巨大怪獣「ゴスペル・ビースト」を倒し、ヘルムニプルを救え!」という依頼を受け、ヘルムニプルを右へ左へ奔走する勇者達。
ゴスペル・ビーストの周囲を守るバリアーを無効化するために、”時の塔”なる巨大な時計塔へと向かった勇者達は、そこで少女に出会い、
「お願い、トモダチを、影艶を助けて!」
と、泣きつかれた。彼女の話によると、そのトモダチは、ゴスペル・ビーストの内部に取り込まれているのだという。
それを快諾した勇者達は、ゴスペルビーストを止めるべく行動にうつる。
ゴスペルビーストを止めるために動きだした旋璃亜に、ミリアが一本の巨大な鎌を渡した。
「旋璃亜、この鎌をお持ちなさい。これはAMANDRA。貴女の双子の姉、閃那に与えられるはずだったもの」
鎌を受け取り、ロウ=ディムを駆り、旋璃亜はゴスペルビーストへと立ち向かう。
そして、バリアーを無効化する事に成功し、魔導ギルドや魔王の姫ミリアに、攻撃支援の約束を取り付けた勇者達は、ミリア姫から借り受けた「空の竜玉の欠片」の力を使い、ゴスペル・ビーストの口から発射される光学兵器を避け、その体内へと進入した。
絡まりあうコード群、湿った空気、低い機械のうなり。彼らはそこに、疑似ゴスペル・ドライヴに繋がれた幻獣の姿を見た。
「幻獣」影艶を解放し、脱出した勇者達の背後で、魔導ギルドや魔族達の魔力を込めた魔導キャノンの攻撃を受けたゴスペル・ビーストは、その身体から閃光と光の柱を放ち、轟音と共に爆風へ身を転じた。
平和が戻ったと胸をなで下ろしたその時、あの時の少女が勇者達の前に立ちはだかった。
周囲の空間が異様な様相へと変じていく。彼女は勇者達に、自分は”魔王の従騎士「幻の」オメガ”だと名乗り、
「ごめんね、ホントは闘いたくないんだけど・・・・」
と、涙目で闘いを挑んできた。
そして、「魔王様の命令だから」と、かたくなに説得に応じない彼女に、勇者達は仕方なく刃を向けた。
少女は、ロウ=デムの一撃を受け、力つき、消えていった。
……あとには、破壊された町並みと、それを紅く染める夕日だけが、勇者達の心を映しているようだった。
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□用語説明 説明、解説:名癒理 |
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福音の魔獣(ゴスペルビースト) |
→用語辞典(ハ行 |
対魔研究所が魔王軍と闘うために開発した機械兵器ですわ。
銀の装甲に身を包んだ翼のない竜を模して作られたそれは、体内に疑似ゴスペル・ドライブを内包した最凶の魔獣ですわ。
「幻の」オメガの僕、「幻獣」影艶を核とし、各種兵装を使用し、魔王軍を蹴散らす予定だった様子ですが、テスト中に暴走を始め、ヘルムニプルに甚大な被害を及ぼす所でしたわ。
愚かしい事に、その被害の殆どは人間側に及んだ様ですわ。 |
空の竜玉 |
→用語辞典(サ行 |
先代魔王様が勇者バベルによって倒された際四散した、先代魔王の魔力の欠片の一つですわ。
大気、空気、風、空、と言ったキーワードに基づく強力な力を持つとされていますわ。
魔王の一族、または魔王の眷属が所有すれば、その魔力はを所有者に貸す、と言われていますわ。
しかし今、空の竜玉は砕かれ、その欠片がヘルムニプルの至る所に散らばっていて、再び元に戻す事は不可能と言われていますわ。
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対魔研究所 |
→用語辞典(タ行 |
ヘルムニプルの一部の人間達が、魔王軍に対抗する攻撃兵器や防御兵器を開発する、という名目で作った研究所ですわ。
その実何をやっているのか解らないという声や、彼らのせいで人間魔族間の関係が悪化しているのではないかという声が、ヘルムニプルの人間達の間にあがっているみたいですわ。
光子力バリアーなるモノを装備し、防備を固めた様ですが、、「炎の」イプシロンによってパリーンとあっけなく割られてしまい、研究所は破壊されましたわ。。 |
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□勇者達の質問!
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Q:従騎士ってなんぞや? |
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「従騎士」とは本来、仕える主の守護を任ぜられて、主に付き従う側近の騎士を指す言葉みたい。 |
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格好良く言っただけで、ただの部下じゃん! |
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ぬなΣ(゜□゜!
騎士は魔王直属の部下であり、配下に数師団を従える幹部クラスの役割を担っていて、国によっては彼らを魔王の将軍達と呼ぶこともあるみたいなの。 |
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フムフムなるほど。私たち見たいな人たちと思えばいい訳ね。 |
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……今回は随分に静かだね、閃那ちゃん。 |
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いつも騒ぐ私じゃないよ^ー^ |
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(嵐の前の静けさ……かな? |
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