月刊(?) 勇者屋ファイル |
第7号 「白龍戦団」 |
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あのね、名癒理ちゃん、相談が有るんだけど…… |
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……?
どうしたのです? 覇綱姉様にしては珍しいですが。 |
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あの、あのね。
私も出番組合に入ろうとおもってるんだけど…… |
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ゴルアァー!! |
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ぁ、せ、閃那ちゃん、どこから!? |
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あそこはコーナー持ってる人はいっちゃダメ!
贅沢言うと三人組のもったいないお化けがでるぞ!
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で、でもでも私達本編に出番がないよ(・_・、 |
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大丈夫、もうすぐ覇綱お姉様も誕生ですわ。
そして出番も増えますわ^−^ |
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そ、そうかな?(ドキドキ
……でも、何で隠れるの? |
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□今回の勇者御一行(アイウエオ順(ファーストネーム)) |
コメンテーター:GM |
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「漆黒の麗姫」 旋璃亜・V・ファルバルディン / 魔王の姫 / 17歳 / ♀ |
「生の」クスィーが母の敵と知り、怒りを燃やす漆黒の美少女。笑みを忘れて憎悪に生きる彼女を癒すことが出来るのは、復讐の成就だけなのであろうか?
普段と変わらぬ態度の裏で、その心は一人、深く深淵へと沈む。
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「爆裂戦乙女」 ルシア・シンクレア /戦乙女 19歳 / ♀ |
歌姫との宿命の対決に挑むが、その度にあっさり敗れる。
そんな彼女だが、本当の宿命が牙を剥く日も、もう、そう遠くはない……。
血塗られた道は、すでに彼女の目の前に横たわっている。 |
No DATA |
ロウ=ディム / カガク / 725歳 / ♀ |
敵の足下に同化し、沼と化して引きずり込む。様々なモノや生物に変身する。口からミサイルや火炎を吐く。・・・・噂のバビルーズの中でも最も謎の多いお方。
……色物視されがちだが、いつか彼の志は勇者達を一つにまとめるだろう。 |
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□関係者(アイウエオ順) |
コメンテーター:GM |
No DATA |
歌姫 / 人間X / 19歳 / ♀ |
ルシアのライバル。歌合戦において、連戦連勝。紫の都にて、龍刹姫付きの侍女である。
現在の役割は主に、龍刹姫と勇者達の連絡役。
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No DATA |
黒騎士/ 魔族 / 外見23歳 / ♂ |
大会にてルシアが出会った謎の黒騎士。剛剣の一振りで敵を薙ぎ斬るほどの使い手。ボイスチェンジャーのような物を介しているのか、声からも年齢や性別は判別不能。
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No DATA |
ゴールド=G=プレシア / 人間X / 自称ハタチ / ♀ |
白龍戦団の幹部とおぼしき人物。両腕に機械式の白いガントレットを装着している。
敵の間をすり抜けるだけで相手を倒す、謎の技を使う。 |
No DATA |
鈴木 有人 / 人間 / 26歳 / ♂ |
白龍戦団の長。真面目一徹。静かな熱血漢。「あなた方は騙されてる」説を主張し、勇者達に、龍刹姫から離れ共に闘ってくれと呼びかける。 |
No DATA |
ユード / 人間 / 55歳 / ♂ |
反龍刹派のお偉いさん。強力な力を持った魔法使い。龍刹姫暗殺(爆殺?)を企む。 |
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「陽光の闘姫」 龍刹 / 魔王の姫 / 外見17歳 / ♀ |
今回は武闘大会にもかかわらず、殆ど出番がなかった。
勇者達に「反龍刹派」から護られ、事なきを得たものの、どうにもすっきり来ない様子。 |
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□今回の活躍 |
「先日の闘いの労をねぎらうために”舞踏会”でも開こうかと思ったんだけど……
どこでどう間違ったのか、”武道大会”をやることになっちゃったみたいなのよね」
今回はそんな龍刹姫の愚痴から始まった。
いつの間にやら国中に配られていたビラによると、三日後には”龍刹姫杯武道大会”が開催されるという。
形式は団体戦。優勝者の副賞である「望むモノ一つ(龍刹姫がかなえることが可能なモノに限る)」にも困惑したものの、心配の種は他にもあった。
「反龍刹派」がこの騒ぎに乗じて龍刹姫に何かを仕掛けるという噂。
勇者屋からも「龍刹姫を護れ!」等というクエストを受けた勇者達は、とりあえず大会に参加者として乗り込んでみることにした。
参加登録後、町を物色していたルシアは、「魔」を相手取り闘う白龍戦団の者、鈴木 有人と接触する。
「魔族の瞳には人を魅了し、惑わす力がある。あなた方は龍刹姫に騙されてるのです。」
と、主張し、共に戦おうと誘う有人。しかし、ルシアの興味は魔王を倒す事にはなく、交渉は決裂してしまった。
旋璃亜も、同じく白龍戦団のゴールドに遭遇。「魔族」と「それを倒す者」としての出会いは、緊迫した空気をよんだが、ゴールドは警告のみを残してその場を去った。
そして迎えた大会当日。
旋璃亜、ルシア、ロウ・ディムから成る勇者チームは問題なく決勝へとコマを進め、勇者達の優勝で大会は無事終了するかに思えた。
しかし、決勝に現れたのは、魔術師ユード率いる、「反龍刹派」の猛者達。
彼らの狙いは、優勝し、表彰台にて龍刹姫を暗殺すること……!
ユードの高い魔力に激戦を繰り広げながらも、何とか勝利した勇者達。
結果、龍刹姫暗殺は失敗に終わり、勇者達は形上、近衛騎士隊長の地位を得たのだった。
表彰台で、「楽勝だゼ!」 と笑う勇者達にはまだ聞こえない。 魔王が落とす暗い影の道を来る、闘うべき「魔」の足音は……。
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□用語説明 |
説明、解説:名癒理 |
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「あなた方は騙されてる」説 |
”魔族の瞳には人を魅了し、惑わす力がある”という、世間では意外と有名な話を根元とする、「魔族」自体を「魔」 に近い者とする白龍戦団の口説き文句ですわ。
こんな事実無根の言葉で何人の人を勧誘したのか……。全く、どちらが騙しているのか解りませんわ=3
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白龍戦団 |
→用語辞典(は行 |
「魔」を倒すために結成された戦闘集団ですわ。
各国より、腕に覚えのある者や、「魔」や「魔族」に私怨を持つ者が多く集まっている様ですわね。
必然的に、「魔は斬るべし」という原理を掲げる「討魔剣」レイヤザーン神の信者が多く所属している様ですが、戦団の中核をなす四人の幹部は、レイヤザーン信仰とは無縁だそうですわ。……まぁ、どちらでも良いことですけれど。
彼らは、「魔」と密接な関係にある「魔族」を敵視し、その”破壊”を主な活動内容としていますわ。「魔王」の存在を破壊し、「魔族」を滅ぼすことが現在の目的みたいですわね。
魔族にとって勇者も厄介ですが、彼らに比べたら、話が通じるだけ幾分かマシですわね……。 |
反龍刹派 |
紫の都を龍刹姫が統治することに対し、大いに不満を持っている方々ですわね。
理由としては、「魔族だから」、「横暴だから」、「人格的に王にふさわしくないから」と、許し難いものばかりですわ!
彼らの目的は「龍刹姫の退位」ですが、それは表向きの姿、実際は「龍刹姫の抹殺」と言う、非道なモノですわ。
さらに彼らの多くは目的のために手段を選ばず、以前には闘技大会の行われる武道大会を爆破し、多くの人々が犠牲になったそうですわ。 |
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