月刊 勇者屋ファイル |
第3号「従騎士」 |
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今気が付いたけど、微妙にリニューアルされてない? |
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3号目にしてようやく気が付いたね、閃那ちゃん^−^; |
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でもファイルは遅れてますわね |
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はう、二人とも手厳しい>< |
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てか、何で覇綱ちゃん庇ってるの?
(ずずい |
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そうですわ。何かに脅されているのではありませんか? |
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そそそ、そんなこと無いよぅ(・_・、
(二人ともコワイヨ〜(T_T |
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まぁ、そんなことより。 |
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(そ、そんなことーΣ(゜□゜! |
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勇者屋ファイル第三号
いくぞ〜〜!!
行きますわ〜! |
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□今回の勇者御一行(アイウエオ順(ファーストネーム)) |
コメンテーター:Multi-NUG Erina |
No DATA |
「海の勇者」カルロス=ダークロム / 人間? / 17歳 / ♂ |
神の剣、レイヤザーンのレプリカ、レイさんを持つ正統派勇者様ですぅ。
失われた記憶を求め、魔王軍と戦っているのですぅ。
対面したロウ・ディムさんはどうやら彼が第三の勇者、ポセイドンだと思っているようですぅ。 |
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「漆黒の麗姫」 旋璃亜・V・ファルバルディン / 魔王の姫 / 17歳 / ♀ |
「魔王のお姫」様だそうですぅ。
人間達に冷たく接しているように見えますが、ピンチの時は力を貸してくれるのですぅ。
プロスィーさんと過去に何かあったようですが、喧嘩はダメなのですぅ!
お父様である魔王に不信を抱いて旅をしているようなのですぅ。
「負の」ラムダと対峙して、何かが吹っ切れたようですぅ。 |
No DATA |
「空の勇士」プロスィー・ルロンド / ホークマン / ??歳 / ♂ |
旋璃亜様と過去に深い因縁を持っているようですぅ。
ホークマンは忘れやすいと言われているようですが、覚えていると言うことはとてもつらい目にあったのかもしれないですぅ。
旋璃亜様がそんな酷いことをするとは、Erinaには思えないのですが……。 |
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「爆裂戦乙女」 ルシア・シンクレア / 戦乙女 / 19歳 / ♀ |
歌姫様をライバル視していて、見かけるたびに熱唱バトルを繰り広げているのですぅ!
未だ勝利していませんが、まだまだファイトですぅ!
表には出さないですが、熱く語り合った海の漢達との別れは、とても悲しいものだったに違いないのですぅ。 |
No DATA |
「地を翔る黒豹」ロウ・ディム / カガク / 725歳 / 一応♀ |
勇者バベル様の三つのシモベのロウ・ディム様ですぅ!
早くみんな集まって魔王を打ち倒してほしいですぅ!。
「勇者バベル二世」は、Erinaのメモリに深く刻まれている名アニメですぅ! |
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□関係者(アイウエオ順) |
コメンテーター:Multi−NAG Erina |
No DATA |
ヴィクセン / 人間 / 47歳 男 |
ヘルムニプルの最大の捕鯨船「海王丸」の船長さんですぅ。
熱血豪快無敵の船長さんで、必殺の”海の男アッパー”は、落下する白鯨の巨体をはじき飛ばすほどですぅ。
海の男の生き様を勇者様達に見せつけて散ってしまったですぅ……。 |
No DATA |
歌姫 / 人間? / 19歳 / ♀ |
ルシア様の歌のライバルですぅ! 数多くの技術を体得なさっているようですぅ。
Erinaも負けないくらいたくさんの能力を持ってるですよ〜。
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No DATA |
セルゲイ / 人間 / 17歳 / ♀♂ |
ヴィクセン船長の息子さんですぅ。ヴィクセン船長さんとは対照的に、オドオドした感じを受けましたですぅ
でもそれは……すでにお亡くなりになって、ラムダに操られていたからですぅ……。 |
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Multi−NAG Erina / スーパーロボ / 外見18歳 / ♀ |
マルチ(Multi)にナビゲーション(Navigation)とアシスタント(Assistant)を勤める女の子(Giri)というのがErinaのフルネームの由来らしいですぅ!
勇者屋の看板娘として、勇者屋の依頼、勇者様達のサポート、一生懸命やりますですぅ!
でも、今回は力が及ばず……大破してしまったのですぅ……。
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No DATA |
「負の」ラムダ / 魔族 / ???歳 / ♂ |
魔王の従騎士「負の」ラムダ。
死人を操り、人を弄ぶ、許せない人ですぅ!
噂では ”死天王”と呼ばれる、四人の強力な僕がいるようですぅ。ガンバレ勇者様達!! |
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□今回の活躍 |
福音の魔獣(ゴスペルビースト)暴走より五日。勇者達の活躍により、被害の拡大は防がれたものの、この事件は人々の心に大きな傷を残した。
そして、多くの人が復興に力を注ぐ中、不吉な噂が街には流れていた。
「福音の魔獣、二号機が存在する」
その話は、情報収集のため酒場に集まっていた勇者達の耳にも届いた。
根も葉もない噂だが、その脈絡のない内容が、妙に真実味を帯びさせている。
彼らもまた、目的を持つ者故に、この町を発とうと考えていたのだが、その強大な破壊力を身を以て知っているため、この噂を放置するわけにもいかなかった。
さらに情報を集めるために立ち上がろうとしていた勇者達に、見るからに「海の男」という風貌の男が話しかけてきた。
彼の名はヴィクセン、ヘルムニプル最大の捕鯨船の船長であった。
彼は福音の魔獣を倒した勇者達の実力を見込んで、「沖に現れる白い鯨を倒すために力を貸してくれ」と、依頼しに来たのだ。
福音の魔獣二号機の存在、自分たちの目的に回答を躊躇した勇者達だったが、その時、突然「勇者屋」に召喚された。
旋璃亜「相変わらず、人の都合などお構いなしだな」
プロスィー「まぁそう言うなって」
旋璃亜「気安く話しかけるな! 私はお前達を許した訳じゃない!」
プロスィー「オレだって、お前を決して許さない!」
過去に遺恨を持つ二人が、パーティ内に不協和音を奏でて居たが、それもお構いなしに、勇者屋じじいが依頼を告げた。
「ヴィクセンの依頼を受け、海に乗り出し、魔王の僕の手に落ちた空の竜玉の欠片を取り戻せ!
そして、同時に魔王軍による福音の魔獣二号機の回収を阻止せよ! 奴等は海路を使うようじゃ!!」
勇者屋じじいの言葉と共に、汚い字で依頼内容が書かれた横断幕を拡げる、側にいたメイド。
満足げに咳払いをした勇者屋じじいは、サポート役として、そのメイド、Erinaをお供としてつけた。それほどまでに今回の依頼は困難なものらしい。
奪われた竜玉の欠片は「星屑の欠片」。欠片の中でも絶大な力を持ち、発動させれば星を降らせるほどの魔力を持つと言う。今は封印され、使うことは出来ないが、その封印の鍵をヴィクセンの言う白い鯨が握っているらしい。
勇者達はいくつかの情報の確認をするために、対魔研究所に向かう。
対魔研究所の人間に問いつめると、情報通り、福音の魔獣二号機は存在し、それは何者かによって持ち出されていた。
こうなっては一刻を争う。勇者達はヴィクセン船長の船に乗り込んだ。
船内で、彼らは異様な気配を持つ「死んだ魚のような目をした船員」を見かけ、彼等のことを探り始めた。
その日の夜、船内を徘徊していたルシアは、殺人の現場に遭遇した。倒れている船員。そこから逃げる人影。しかし、人影は甲板を上がった所で忽然と姿を消してしまった。
次の日、勇者達は「死んだ魚のような目をした船員」が数人増えていることを知った。勇者達は、彼らを調べる事にその日一日を費やしたが、さしたる収穫は得られなかった。
その夜、例の船員達は勇者達に牙をむき、勇者達や他の船員達に襲いかかった。勇者達はこれを何とか撃退したが、数名の船員と、「死んだ魚のような目をした船員」達は、帰らぬ人となってしまった。
……本来の目的を見失い、目先の事のみに気を取られた勇者達は、二つの大きなミスを犯すこととなった。すなわち、船長達の動向に気が付かなかったことと、これから闘うべき敵の情報をいっさい手に入れなかったということ……。
次の日、猛烈な嵐の中、この世のものとは思えぬような荒海において、全長50メートル程の巨大な白鯨に遭遇。予想以上の荒れようと、全く未知の白鯨の攻撃にとまどう勇者達。自らの体をかえりみずに戦う白鯨に、さらなる苦戦を強いられる。
白鯨は「星屑の欠片」を与えられ、強大なその力を利用し、操られていたのだ。戦いらしい戦いにすらならなかったが、白鯨は自らをコントロールする者の粗雑な扱いの犠牲となり、「星屑の欠片」と共に海底へと沈んでいった。
白鯨が倒れても嵐は収まらず、雨を避け、仕方なく船室に閉じこもる勇者達の耳に、突然の警報が異常事態を告げた。
「船長室だ!」
直感した彼らはそこで、手を血に濡らした船長の息子、セルゲイを目にする。奥には血塗れで倒れている、ヴィクセン船長の姿が見えた。
「お前、自分の父親を!?」
「ハハッ、まだボクの正体に気が付いていなかったのかい? ボクは魔王様の従騎士、「負の」ラムダ。……とは言っても、今はこの体を操っているだけだけどねぇ……!!」
セルゲイは、魔王の従騎士「負の」ラムダによって操られていたのであった。そして、彼は死人となった船長すらも操り、勇者達にぶつけてきた。
死闘の末、Erinaが大破したものの、ラムダを一応退けた勇者達は、死者を満載したボロボロの船と共にヘルムニプルへと帰った。
「ラムダは……父様の軍は、これほど卑劣な行いを平気で行っているというのか……?」
小さな姫の迷いは、その独白とともに冷たい潮風に流された……。
星屑の欠片も海に沈み、何も守れず、何も果たせなかった勇者達。その無力を呪う彼らに、唯一の救いは、船に隠されていた福音の魔獣二号機が、魔王軍の手に渡らなかった事だけであった。
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□用語説明 |
説明、解説:名癒理 |
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「討魔剣」レイヤザーン |
→用語辞典(ラ行 |
「魔は断つべし」という恐ろしい神ですわ。
勇者カルロスの持つエメラルドの刀身を持つ剣……あれこそが噂に名高きレイヤザーンのレプリカ。
彼がその気になれば、私たちにとって驚異となるでしょう。しかし、まだ寝ぼけているような、そんな印象を受けますわね。
「正統派勇者」などと崇められ、「魔族」だからと、後ろから斬られないようにしないといけませんわ……。 |
星屑の欠片 |
→用語辞典(ハ行 |
とてつもなく大きな力を秘めた竜玉の欠片。是非旋璃亜様に手にして欲しかったのですが……残念ですわ。
けれど、その力は何者かに封印されていて、その封印を解く手段がない以上、当面心配は要りませんわね。
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「魔導女神」マリヤ |
→用語辞典(マ行 |
魔導の神第二位「魔導女神」マリヤ様ですわ。何故か魔王領でも信仰する者は多いですわね……。
魔導の神としてだけでなく、ボヘの神祖としても崇められていますわ。……補足ですが、ボヘとはボ〜っとする事をいい、ボヘとお茶、そしてひなたぼっこをこよなく愛する人々のことを一般にボヘミアン(ボヘミア人との関連は皆無)と呼ぶようになっていますわ。一般に広まるほどに、知らぬ者はいないぐらい有名なメジャーゴットと言うことですね。ボヘミアンの神祖として、「ボヘ女神」マリヤと呼ばれることもある様ですわね。。
信者になると、湯飲み、急須、茶筒の「お茶のみ三点セット」と、名前入りお座布団がもれなく送られてくるそうですわ。 |
「負」 |
→用語辞典(ハ行 |
「負」とは12属性あるうちの一つですわ。
従騎士達はそれぞれ12属性に分けられていて、それぞれ並の「魔王」では叶わないほどの実力を持っていますわ。それを考えると、今回はまさに軌跡の生還をしたと言えるかもしれませんわ。
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□勇者達の質問!
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Q:魔王の軍はどんな悪事を行っているの? |
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軍隊っていうんだから、他の国とかに攻め込んでるんじゃないの? |
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そんな身も蓋もない……。
でもそれだけだったら人間達もやってるし、ここで言う「悪事」にはならないんじゃないかなぁ? |
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む、なに? かむつかしい話? |
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えーと、だからね。今回のは魔王様が行っている特別な悪いことを…… |
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……部屋の隅へ移動し相談し始める…… |
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(カメラの前に突然アップで現れた!)
お二人の相談を待っていては拉致があきませんので、私が説明致しますわ。
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だから……ここが……こうで……え、そうなの!?
そうだよ閃那ちゃん。
魔王様悪くない!? 旋璃亜様大丈夫かなぁぁ? |
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閃那お姉様の言うように、魔王軍は、主に軍事力による各国への侵略、略奪、破壊活動等を行っていますわ。
しかし恐ろしいのはここから。
侵略された土地や、魔王城が現れた近隣は、「魔王」の存在によって、精霊が異質なモノとして具現化し、異様な魔物が発生したりしますわ。そして、その所為でこの世界に本来ある12系統の属性魔法の使用が不可能になるなど、世界に絶大な変化を及ぼしますわ。
まさに絶大で強力な力を持つ、恐怖の象徴。それが魔王軍であり、「魔王」という存在なのです。 |
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okok、これならやれるね。良しいってみるか!
うん! 頑張ろうね、閃那ちゃん!
いっくぞ〜! |
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お帰りなさい。
でも、もう終わりましたわ^−^ |
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え……? |
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Q:「魔王の姫」とは? |
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「姫」と言う言葉の用法的にはおかしいかもしれませんが、用語的には、旋璃亜様を含んだ魔王の娘達の総称で問題ありませんわ。
魔王様のご子息は魔皇子様方を含め、他種族との混血が主。……しかし、女性の方に特殊な能力が引き継がれる事が多いため、特別視されてこう呼ばれているのですわ。 |
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名癒理ちゃん、用語説明からの出張ね(汗;;
でも、どうして? |
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説明文が難しいから、お閃那姉様では荷が重そうだと…… |
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ぬ、ぬあに〜!! それは私がバカって事かっ!
若菜のやつぅ〜! |
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せ、閃那ちゃん。抑えてっ>< |
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(いつもいい加減な対応をしているからですわ……ボソリ)
そこまで言われるのでしたら、閃那お姉様が説明すれば良いですわ。(カメラに見えないように何かを渡す) |
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(渡されたものを見てニヤリと笑う)
よ〜し、任せろ!
魔王様との他種族との混血として生まれた姫様達は、持って生まれた力が強すぎて、とっても貧弱なのさ。 |
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閃那ちゃん凄い凄い♪ |
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ふふん、まだまだ!
そのせいで聖属性の……まぁ魔族殺しの勇者達に触れると両方とも火傷をおっちゃうみたいだね。その度合いは姫様によるけど。 |
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流石閃那ちゃん。もうカンペを読むのも完璧だね! |
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……オイ |
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……? なぁに? |
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ぁ……(汗;; |
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ばらすな、ばかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜! |
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ち、違っ。ごめっ>< わあああああああああああ
(閃那にこめかみをグリグリされている) |
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お〜し〜お〜きぃ〜だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!
(……グリグリグリグリ……) |
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……しばらくの間、閃那の怒号と覇綱の悲鳴が響き渡った…… |
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カンペに書き忘れましたけれど、魔王の姫の殆どは、高い戦闘能力を持っていながら、戦いを好まない温厚な方が多いそうですわ。 |
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