「魔王」 マリア・ヴラド・ツェペシュ
PROFILE
- 種族
- ヴァンパイア
(真祖) - 性別
- 女
- 年齢
- ??
- 身長
- 166
- 髪の色
- 黒
- 瞳の色
- 黒
- 好きなモノ
- 生き血、静寂
苦悶による断末魔、
高速器具、
チェーンソー - 嫌いなモノ
- 聖灰、十字架、
ニンニク、トマトジュース
流水 - 人称
- 私、我/貴様、お前
- 方言
- 威圧
- 称号、通り名
- 「欧州の闇を統べる魔王」
「神の敵対者」
#0 Beast Bind 「流れゆく者」
欧州の闇を統べる魔王であり、真祖と呼ばれる吸血鬼(ヴァンパイア)の直系である。
しかし、十字架、聖灰、ニンニク、日光など、闇の主と呼ばれながら、弱点の多い事で知られる吸血鬼としての弱点はほぼ全て克服している。
ニンニクが嫌いなのは、その匂いと形が彼女の美的感覚にそぐわないからだし、流水には単に浮かないからである。
日の光ですら彼女の前には無力で、人より眩しく感じる程度。聖灰や十字架に至っては「ちりちり」と感じるくらいで全く効果をなさない。
など、弱点と呼ばれるものは総じて彼女を不快にさせる位にしか効果を発揮しない。
しかし、弱点とまでは言えないが、その色などから血の代用品としてパロディで使用されるトマトジュースは、以前にそのパロディを見たのか、配下の魔物に献上されたことがあり、血の味と思って口にしたところ、明らかに違うまったく青臭い味がしたため、配下の魔物に大いに吹き出した。という過去の屈辱を思い出すため、見ることすら嫌う。
この絶大なる実力を持って、欧州では、魔物やそれに関連する事件だけでなく、戦争や政治等も意のままに操る、まさに闇の王として君臨していた。
とはいえ、彼女自身は純粋培養の箱入り娘(魔王)であり、人間については「血袋」程度にしか興味を持っておらず、実際の政治介入は側近のデスやヘルミール、ゲーミルが行っていた。
彼女がその全てを投げ打ってまで、小江戸川越へと訪れるほどの「願い」とは、一体何なのか?
……今はただ、彼女の胸の内にのみ眠っている
必殺技
変成(へんせい)
触れた物を、いかなる物質であっても、自在に変形させることが出来る。
その際、変形させる形や大きさは自由だが、「質量」だけは残るため、ものすごく軽い鉄球や、ものすごく重い鉛筆、果てはブラックホール等も自在に作り出すことが出来る。
また、彼女自身はこの魔力の副作用により「物質の重さに左右されない」ため、護身用の「元はどこかの城だった剣」等を軽々と振り回す事が出来る。
生命体を作り出すことも、すでにある物のコピーを作ることも出来るが、マリア・ヴラド・ツェペシュの知識に無いものは作り出せない。例えば、知人のコピーを作った場合、マリアの知らない性格の一面等は再現されない。
ただし、この能力は「地球そのもの」には効果を及ぼせない(一部ならある程度可)。これは、彼女の魔力の源が地球であるからという説があるが、立証しようもないため、多くは謎に包まれている。
ヘルファイア
上下に三つから五つの火の玉が並んで飛ぶ魔法。ヴラド家のお家芸。
ただし、マリアの放つヘルファイアは、炎一つ一つが小指の先ほどの大きさであり、更に高速で優秀な追尾性能を有している上、命中すると爆発する。
まず避けることは出来ないうえ、彼女の魔力を上回る魔法的シールドを使用できる者がまず地球上に存在しないため、凌ぎきる可能性があるとすれば「彼女の魔力に耐えうる頑丈さ」を持つ者のみであると言われる。
ただし威力は彼女が自在に調整できるため、失態を見せた魔物に対する仕置きの手段として連射されたりすることもある。
戦う理由
幼少の頃より胸に秘めた願いの成就のために、如何なる犠牲をも厭わない。