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勇者屋「過去の罪、悠久の罰　#0登場時設定

大概の事柄に対しては無関心を装い、無表情に毒舌を放つ。ユニクロン配下の機甲騎士団ゼミニア中隊実働小隊に所属。

しかし本当のところは、周囲の者に構って貰いたいがために、得意の毒舌を駆使して度々ちょっかいをかけてくるのだ。

ただし、知らない人に対しては本当に冷たい。

見た目の細腕からは想像も出来ないが、実働隊隊長ドラゴンと双璧を成す、人とは思えないほどの怪力を持つ。敵の城を丸ごと持ち上げたとか、墜落しかけた ジャンボジェットを受け止めたとか、巨大ロボと素手で殴り合ったとか、なんか眉唾物の武勇伝がいくつかある。

パワーには、彼女のプライドそのものとも言える絶対の自信を持っており、日々の鍛錬を決して欠かさない。 棍棒や、それに類するモノを集めるのが趣味で、棒状のモノで気に入ったモノは持って帰ろうとする。戦闘時の武器もその中から選ばれるが、電柱クラスの巨大棍棒が選択されることが多い。 機械類に興味津々だが、とんでもない機械音痴なので、弄らせると壊れたり、最悪爆発する。怪力にも拘わらず重火器を扱わなかったり、ゼミニア様専用ミサイルポッドがゼミニア隊の倉庫に置かれていないのは、そう言う理由。

今では無口ながらもゼミニア隊にとけ込んでいる彼女だが、決して明るい幼年期を過ごしたとは言えない。

人間と魔族のハーフであったため、人間達に迫害され、心も体も身なりもボロボロの状態でゼミニアと出会った。 「生きるため」に、街で闇ストリートファイトや、地下闘技場に身を投じ、迎える者のいない孤独な生活を送っていた彼女は今からでは想像出来ないほどに荒んでいた。

人間達の非道な道楽を聞きつけ、ゼミニアが助け出すまでは、ヒトとしてすら扱われていなかったという。

そんな彼女に目をとめ、ゼミニアは自分の部隊へと誘う。当初、かたくなに入隊を拒んだが、名も知れぬ者達を護るために何度でも身を投げ出して盾になるゼミニアを目の当たりにし、「護るための闘い」に目覚め、入隊を承諾した。

ベアというのは名前ではなく、入隊時にゼミニアが与えたコードネームだが、もともと本名も不明なため、現在では名前と同等の扱いになっている。

それからすでに何年か経過しているが、今でも闇ストリートファイトや地下闘技場のアンダーグラウンドで稼ぎを得ていた過去を思い出すため、自分に集中する観衆には居心地の悪さを感じる。

ちなみに、アンダーグラウンド時代には｢銀のメイルストローム｣と呼ばれていたが、形式上のリングネームであり、他称。

迫害経験からか、一方的に攻撃されている者を放っておけないという、正義感じみたものを持つが、彼女自身はそれを疎ましく思っている。

　 また、貧困生活が長かったため、美味しそうな食べ物にはフラフラと引き寄せられてしまう特性がある。

必殺技

インフィニティトルネード

棍棒から繰り出される、フルパワーの一閃。その一撃は竜巻のような強烈な螺旋状のエネルギーを発生させ、広範囲を薙ぎ払う。

続いて、ベアが回転することにより、彼女の周囲に凄まじい旋風が発生し、周りにあるモノをみんなぶっ飛ばす。回転を続ける限り旋風は維持されるので、長時間にわたって攻撃範囲を継続できるのが大きな特徴。

ただし、回転数が上がると、とても眼が回る。ネーミングはゼミニアによるもの。

獣王渾身撃

棍棒から繰り出される、渾身の一撃。対象に向かっていく竜巻状のエネルギーが発せられ、固い装甲も打ち砕く。

ネーミングはドラゴンさんによるもの。

メイルシュトロームバスター

対象を抱え、激しく回転しながら天空に舞い上がり、更に回転を増しながら上下反転し、頭から地面に叩きつける投げ技。アンダーグラウンド当時、無敵を誇った必殺技。　

叩きつけた大地が大渦のように抉れることから、その名が付けられた。滅多に使わないが、棍棒が壊れたときや、キレた時に見られるワザ。

キレる

何らかの要因でベアがキレると、棍棒を投げ捨て、ナックルパートで獣のような血みどろの残虐ファイトを始める。

並みの生物なら、彼女に全力で掴まれただけで肉が引きちぎれ骨が砕けるため、その戦う様子はまさに悪鬼。

完全に、「殺すため」だけの闘い方であるため、防御も周囲も気にせず襲いかかる。

本人としてはあんまり望ましくない状態。

ちなみに、彼女が掴みで対象を引き裂くワザは、ベアクローと呼称されて恐れられている。

戦う理由

ゼミニア隊のみんなと魔族を護るため。

関連キャラ

（ゼミニア隊の面々）ゼミニア、グリフォン、ケンタウロス、スネーク（ティアマット）、タイガー、ドラゴン、ドルフィン、フェニックス、フォックス、マーマン、ライオン